USA旅行記 2003年9月27日から10日ほど USAに(1/10くらい仕事で)行きましたので記録しておきます。といっても今は 12月30日です。今年2度目の更新。わー。 ちなみにずいぶん経過していますので日付とかはかなり怪しいです。 〜ニューヨーク編〜 9/27 事は、お得意様が サンフランシスコ レッドウッド という場所で商談をする、ついては技術サポートでついてきてくれないか、というのが発端でした。 商談自体は1日を予定していたのですが、その前にニューヨークでマーケティング(ええ)もするとのことで、合計10日程度の出張ということになりました。ちなみにこの時ご一緒した方々とは一緒に会社を設立することになっており、私は今ではそこに所属しております。 さて、例のごとく遠い成田なのですが中国の時とは勝手が違う。なんせ時差13時間です。空路も11時間という長丁場。 エコノミークラスだとこれはかなりつらいです。死なないように水分を補給し、時差ボケ対策でひたすら起きて本を読んでいました。 着いたころにはわりとふらふら。JFK国際空港からマンハッタンまで20分前後。マディソン街をまっすぐ北上し、ハーレムという黒人街を抜け、ブロンクスという下町を脇目にさらに50分ほど車を走らせます。 ご一緒したW氏はニューヨークに12年滞在歴があり、ハーツデールという所に家をお持ちとのことで、そこに泊まらせて頂くことになりました。 ハーツデール。別荘地のようなところでした。 駅では野菜の即売会がありました。
喫茶店……と思いきやここは駅の中。 一日目の夕食はその辺のスーパーで肉の塊を購入し塩胡椒のみのステーキ。いきなりアメリカンな感じです。うおー。
9/28 マンハッタン視察。といえば聞こえはいいが単なる観光。まずは電車でハーツデールからマンハッタンの中心、グランド・セントラル駅まで向かいます。NY在住の日本人はこの駅を「グラセン」と略すようです。「じゃ8時にグラセンでー。」微妙に萎えるのは私だけですか……。 まず最初に向かったのは グラウンド・ゼロ(爆心地)。9/11 同時多発テロの標的となった、世界貿易センタービルの跡地です。 復旧工事はかなり進んでいました。 南側からみたところ。向かいのビルも工事中です。 平日だというのに多くの人がいました。ほとんど観光客のようでしたが、中には涙ぐんでいる初老の女性なども。
グラウンド・ゼロはフェンスで囲まれ、中には入れません。そのフェンスには多くの花や手紙などが差し込まれていました。東側正面には大きなパネルがあり、「9/11の英雄」と記された石版が掲げられています。 十字架にしても石版にしてもそうなのですが、こういった「いざとなったら一致団結して戦うぜ」といった姿勢はあちこちで感じました。これはとりもなおさず演出のうまさなのですが。 そう、演出。これはアメリカを語る上でキーワードだと思います(何を偉そうに……)。
マンハッタンはいろいろなブロックに分かれています。グラウンドゼロがある最南端は ロウアー・マンハッタン。レッサーマンハッタンではありません。もちろん北もグレーターマンハッタンではない。 ロウアーマンハッタンはアメリカ発祥の地とのことですが歴史は良く分かりません。見ませんでしたが、南端には自由の女神があります。またこのあたりは世界の金融街 ウォール・ストリートがあることでも有名。 北上すると ソーホー、リトルイタリー、チャイナタウン といった地域になります。 ソーホーは個人デザイナが多くいることで有名らしいです。あちこちに個人ギャラリーがあり、気軽に入って独創的な芸術作品を楽しめます。このあたりは歩いているだけで面白い。 また、ここにはアップルストアがありました。 総ガラス造りでクールな感じ。
リトルイタリーは何かお祭りがあったようですごい賑わいでした。
エンパイアステートビルに1時間並んで登ったもののこの日は曇り。 ハドソン川(西側)
9/29 先日 南側を回ったので、この日は北を回ろうということで一致。グランドセントラル駅から北へ向かってみました。どこを見てもビルです。たまに荘重な雰囲気の教会があり、これが不思議と景色にマッチしています。 これは多分5番街のあたりです。
ブロードウェイ、タイムズスクエア。
ここには吉野家がありました。Beef Bowl(牛丼)が3ドル79セントです。日本より高め。
9/30 この日はグランドセントラル駅からなんともなく散歩。北へ北へ向かうと、途中のイタリア料理店で妙に厳重な警備がされていました。誰かVIPがいたものと思われます。国連会議があったのでその関係かもしれません。 昼食をとった後、マンハッタン北部の中心にある巨大公園 セントラルパーク に行きました。 まー人が多い。昼寝をする人、ジョギングをする人、そして100mごとに何かしらイベントがあります。ローラーブレードの祭典(?)みたいなのもあった。 ビートルズの歌にある ストロベリー・フィールド。イチゴはなかった。 イマジンの碑。平和を願う人々が集うらしいです。 この碑のすぐ近くに 億ではきかないと言われている超絶高級マション、ダコタ・ハウスがあります。ここには今でもオノ・ヨーコが住んでいます。
W氏のご子息夫妻と夕食。こちらではハマグリを生で食べたりするんですね。日本人としては微妙に生臭い感じ。
10/1 メトロポリタン美術館に行こう! と思ったものの、今日は閉館なようです。仕方がないのでアメリカ自然科学博物館へGO。 ところが謎の黒服集団が列を作っており不穏な雰囲気。 ガードマンに道を阻まれました。 「おっと、今日は閉館だよ。国連関係のイベントがあるんだ」
ニューヨークに来たからには何が何でも見たかったのがミュージカルです。「キャバレー」というのをチョイス。 これが身震いするほどよかった。今でも鮮明に覚えています。雰囲気を演出する力と、演技力と、超ハイレベルの歌唱、とにかくすごいサービス精神と、観客と一体となった舞台。エンターテインメントの真髄をみた。
10/2 ハーツデールから北へしばし車を走らせ、深い山の中へ入ります。ここには伝統の陸軍士官学校「ウェストポイント」があります。W氏によるとここはアイゼンハウアー、マッカーサーを輩出した、いわば陸軍エリートへの登竜門とのこと。中が見学できるということなので期待していましたが、駐車場への入り口でライフルを持った黒人男性に止められます。うわー。こわー。 ホワイトプレーンズなどを見学しつついつものようにマンハッタン入り。 カーネギーホール。映画版パラサイト・イヴの舞台になったりしました。どうでもいいですか。
夜は野球観戦の予定でしたが、天気が非常に怪しく、キャンセルしてまたミュージカルをみることになりました。「42nd Street」。 これはちょっとがっかり。派手なだけという印象でした。前日にキャバレーを観てしまったのが大きいんだと思います。
10/3 デトロイト経由でサンフランシスコへ。ひとまず観光モードはオワリ。空路ではクレーターが見えるはずだったのですが残念ながら目撃はできませんでした。
サンフランシスコ編に続く! ……いつだろう。 |