サイパン旅行記 9/25〜9/28日の間、サイパンに行っておりました。
9/25 朝 8:30に成田空港集合。時間通りに着いたのは2人しかいませんでした。何てやつらだろう。いきなり空港内でビールを飲む。もう遊ぶ気まんまんです。 妙に厳重なボディチェックを受けて機内へ。 快晴。ところが進むにつれ雲行きが怪しくなってきます。たしかに出発前調べた天気予報では曇ということでしたが。 サイパンは北マリアナ連邦の一部です。北マリアナ連邦というのはアメリカの自治州で、空港のゲートも USA/NON-USA と色分けされています。ただし人口は圧倒的にアジア人が多く、そちらのゲートはまるっきり使われていないようでした。 いきなり謎のマスクマンに遭遇。衝撃の出会い。 このときはさっぱり意味が分からなかったのですが、よくみるとこれ、角を生やしたパンダなんですよね。パンダにサイの角。サイ、パンダ。さいぱんだー。 そんな無茶な……。サイってそもそも日本語じゃないんですか。
空港からバスで Hyatt Regency というホテルに向かいます。バスの中は全部日本人(たぶん)。上の写真にも日本語で「レンタカー」の文字が。サイパンでは基本的に日本語が通じるんだとか。 でもいきなりホテルマンに通じませんでした。
ホテルのビーチもご覧の通り。どよーん。
もう夕方だったこともあり、早めに食事を取ります。サイパン島の先住民チャモロ族の料理でした。チャモロハウスというそのまんまなネーミング。ちなみにチャモロハウスの2Fは「クラブ ミクロネシア」です。そんな無茶な……。 チャモロ料理はココナツミルクをベースにした汁気の多い料理でした。シチューのようなそれを炒めたライスにかけて食べるのです。わりと美味。サイパン名物ヤシガニというのも食べました。巨大なヤドカリです。かなりグロテスク。大味。とても高いです。
次はショッピングです。水着を持参していない方が数名居たのでそれを買いに。怪しい英語コミュニケーションが眼前で展開されます。 「ちゃうねん」を教えておいたほうがよかったか。
次はガンシューティングを体験です。セミオートマのライフル20発、普通のライフル20発、ショットガン1発。ショットガンはさすがの反動でした。 イヤープロテクタが壊れて外れ、直している最中にライフルの一撃を耳に食らい死にそうに。あれほんとやばかったです。あと3発も聞いたら耳おかしくなってる。中途半端で特に何も言うことのないような成績を収めました。
実弾射撃場ビンベンバン。カタカナで書くとしょぼいですね。
9/26 2日目も曇り。しかも強風のため、予定していたスカイダイビングが明日に延期になりました。一日フリーになったので、マニャガハ島という小さな島まで行ってみました。雨も降ってくるなか、体験スキューバダイビング、パラセイリングを体験。 体験ダイビングは本当に体験、程度のもので、海底に張られたロープを伝って水深3Mほどのところまで泳ぐだけです。それでも耳は痛くなりました。曇っていた割にはとても綺麗で、予想よりも多い魚に囲まれ、なかなか楽しかったです。指、齧られて血出ました。 雨が強くなってきたので予定が早まったパラセイリング。しかも今回は私しか乗らないんですって。「大サービス!」とか言われましたがちっとも嬉しくない。こういうのは複数人で盛り上がるからこそ楽しいのです。モーターボートから舞い上がるパラシュート。雨に打たれつつ上空でひとり呟くわたし。「わー」「高いなあ」「綺麗だなあ」「痛すぎだなあこれは」
マニャガハ島は小さい島で、10分ほどで一周できます。ふんどし姿の男の像とかありました。あとエサを期待する猫とか。
夕食は焼肉食べ放題。早くも現地の食事を放棄です。 公営(たぶん)カジノへ行きました。カジノというか、なんか安っぽいポーカーゲームが大量に置いてあるだけのところ。通貨がドルなのが感覚をマヒさせます。結果は教えてあげない。
そしてどういう成り行きなのかカラオケクラブへ。2名ほど死ぬほど渋りましたが、なんだかんだ7名全員がお店に入りました。内2名は女性です。 なんか選ばされたのでなんか選びました。膝の上に手とか乗せられましたがやんわりと断る。っていうか日本語分かってないみたいで、英語で話しかけたら英語も分からない。じゃあ何が分かるの? と聞いたら「ダイジョーブ」 なにがやねんな。中国人でした。 話にならないのでまるっきり女性を無視して歌いまくる我々。オーナーが困惑してました。 歌っていたら隣の女性がささやきます。 「今夜一緒に……いいですか?」 寝言は寝てから言え。しかもそういうとこだけ日本語達者でいやがる。 すっかり興ざめした我々は再びなぜかカジノへ……結果は教えてあげませんが、社長は日本円にして13万程度は負けたとか言ってました。あほで……いえ、なんでも……。一人だけ50ドルほど勝ち。ラーメン奢ってもらいました。
9/27 3日目。とうとう晴れました。 多少雲も出ていますが文句なしに晴れ。午後から予定しているスカイダイビングにも期待が持てます。
午前中は買い物組・トローリング組と分かれました。私は一人で海堪能です。ジェットスキーなるものに乗る。 このジェットスキー、水上で時速60kmくらい(体感。多分間違ってます)出る非常に爽快な乗り物なのですが、乗りこなすのが非常に難しいです。波があるぶんスキーより難しい。なんとか立って乗れますが、カーブ曲がろうとすると落ちます。落ちると灯油くさい水をかぶる羽目になる。
午後。いよいよスカイダイビングです。セスナには4名までしか乗れないので、2チーム目に配属された私はまず着陸地点まで見学に行きます。 ちょっと雲が出てきていて、落ちてくる瞬間までは分からなかったのですが、気づいたら頭上にパラシュートが。 感想を聞いたあと着陸地点から車で空港へ戻ります。 いよいよ飛びます。わたし+社員3名 & 一緒になった学生っぽい女の子。セスナは15人乗りくらいの大きさで、パイロット・カメラマン・我々4人、それぞれにつくタンデムマスター(ダイバー)が4人。4分くらいで12000フィートに達します。カメラマンは一緒に落ちながら口でシャッターを切るんだとか。すごい。 高度2000mを越えたあたりからもう高さの感覚はあまりないです。景色がとても綺麗。晴れていればグァムも見えそう。急に揺れたので操縦席を見ると、同席の女の子が操縦桿握ってました。いいなぁー。 いよいよ落ちます。後で振り返ると一番怖かったのはこのとき。担当のタンデムマスターとがっちり繋がれ、つまり摺り足でゆっくりと出口に進みます。セスナのドアは常に開放されているのです。にじり寄るわたし。急に風が冷たくなります。眼下に広がるサイパン島。 現実感のない高さとはいえ、さすがにここから落ちると思うとちょっぴり怖かったりしてあれまだ落ちないんですかまだですかまだ落ちちゃったーっ! たぶんこの時点で脳内麻薬が超放出。 気付いたら頭の上にセスナが見えてました。もう怖くないです。落下中は重さゼロなので浮いているという感覚しかない。息できないんじゃないかと思いましたがそうでもなかったです。しかし声を出しても風にかき消されます。時速200kmで50秒ほど落ちてパラシュートが開きました。絶景。サービスで横回転とかしてもらいました。パラシュートをコントロールする紐を持たせてもらえるかどうか、頼んでみたんですがダメだって。ちぇ。 写真を見ると始終笑ってます。風圧で顔面の肉が上に押し上げられるため、頬骨が強調されて相当怖いことになっています。 一発芸をしろとあらかじめ言われていたのでパニックを演出してみました。写真は……スキャン面倒です。かっこよく編集されたビデオもありますので見たい方は自宅まで。
着地。すぐ隣で地元の子供がサッカーしてました。
興奮さめやらぬまま、イタリア風料理店で食事。食べ過ぎて就寝。
9/28 4日目は多少陽が出ていると言えない事もない微妙な天気。男性陣は朝からマリンスポーツです。 ジェットスキーに再度チャレンジ。終わり際には立ってカーブを曲がれるようになりました。その後はバナナボートに乗りました。ぜんぜん速くなくていまいちです。順番がまずかったのか。 空港へ向かうタクシーの運転手はインド人でした。サイパン島には現地人は4%ほどしかおらず、後多いのがフィリピン・中国・韓国・日本・インド人だそうです。あとで思い返してみると、日本語通じたのってツアー会社の人くらいだったような……。マニャガハ島もそうだ。あそこは東京都港区です。 空港には観月ありさがいました。台風が来ているとかで離陸時間が30分早まり、お土産も満足に買えずに出発しました。回避した台風は数日後日本を直撃。 簡単ですがそんな感じで。
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