時系列でだらだらコミケリポート

 

 コミックマーケット。

 まさか自分が行く羽目になろうとは夢にも思わなかったのだが。

 なんだかんだ言いつつ楽しみではあったので、前日の夜に祖父からデジカメを借りて準備万端。ところがその夜、何を思ったか昔の日記を読み返してしまった。やー。その面白いことと言ったら。気付いたら朝4時。猛烈に後悔するが時すでに遅し。シャワー浴びて着替えて一路、友人宅へ。
(AM 5:30)

 友人宅から会場へと移動するタクシー内で聞かされたのだが、会場は原則として撮影禁止であるらしい。何も知らなかった私が悪いし、冷静に考えれば妥当なのだが……。コミケの管理体制には割とすごいものがあるようで、無断で写真を撮るとあっさり退場処分もありえるというのだ。このデジカメをどうしろと……。悔しいのでタクシー内部やら、タクシー内部から見たバスやらを撮る。気まずい。到着まぎわに車内から人ごみを撮ったら派手にフラッシュが瞬き、一斉に振り返られる。いよいよ気まずい。

 そして到着。まだ時間になっていないので、ロビーで待つことになる。事前に他の友人がコミケに出展するという情報をキャッチしていたので、驚かせてやろうと思い携帯から電話をする。

 ぷるるるるる、ぷるるるるる、がちゃ

 「こにちは」
 「……」
 「もしもし? 今どこにいるの? (わくわくしながら)」
 「……あー?」
 「(すこし不安になりながら)キヤですよ。」
 「あー、うん。……何?」
 「今ぼくビッグサイトにいるんですけど(それ驚け! ヒャッホウ!)」
 「……うん。」
 「……(あれ……?)」
 「で……?」
 「……もしかして寝てた?」
 「うん」
 「……コミケ出るんじゃなかったの?」
 「わたし一日目」

 ごめんなさい。日曜 朝7時。

 

 さて準備。まず一見して思ったのは、市場みたいだなーと。同人誌市場。床も壁も剥き出しで、サークル用の机も椅子もショボイ。そこに布を張ったり棚を置いたり。おのおの工夫しながら販売スペースができていきます。

 次は友人の挨拶回りです。この開場前の時間に挨拶回りをする人は多いらしく、一度は行き違いになりました。

 そして唯一の共通の知り合いである RIN-45℃ さんにお会いしました。すでにBBSでは明かされていますが mon さんにお会いしたのもこのとき。ご挨拶だけして、なんと本を5冊も頂いてしまいました。同行の友人は自分の本を渡していましたが、私はなにもなし。うわー。いいのかなぁと思いつつ戻ります。しかし5冊。流石に後ろめたくなって、隣の友人に救いを求めます。

 「ホントによかったんでしょうか、頂いて」
 「私なら買いますけど」

 ばっさり。

 

 それからこの時間帯に、四国在住の友人に頼まれた本を2冊購入。後で分かったことですがこの本、ボーイズラブものだったそうです。わざわざサークルチケットで開場前に買いに来る熱心なファンみたいに見られてましたか。もはや怖いものなし(違うだろう)。

 

 

 続きはまた明日。