2000
12/30
友人の家に遊びに行って、悪名(?)高き デ・ジ・キャラットを見てきました。予想に反してかなり面白かったです。もうちょっとかわいさを前面に出したお話かと思ってましたが実態は毒。視聴者に突っ込むヒマを与えない怒涛のギャグアニメです。
で、面白いことは分かったんですが、それとキャラクターグッズやら何やらに走る気持ちはやはり別モノであるなあと再確認した次第。わたしには理解できそうにありません。ハマリ度が足りないだけなのかにょ。
明日も更新を試みますが、いろいろ用事があるので自信はありません。みなさま、良いお年を。
12/29
別に批判とかではなくて純粋に不思議なんですが、ついでに言うと少数派なのかもしれませんが、ゲイの方が自分を称して「アタシ」というのは何故でしょうか。
言葉は多分に社会的なもので、たとえば女性として暮らしてきたならば言葉遣いもその社会の女性らしくなります。生理的に同性を愛するということはあるでしょうが、生理的に女言葉を使うとは思えません。
ゲイの場合は、ゲイ社会の中でのゲイ言葉があるということなんでしょうか。そうであるとすれば、なぜなんでしょうか。
女性への憧れなのかとも思いましたがしっくりきません。
12/22
次々と運ばれてくる料理。まずはキモだか何だかである。
すっぽんの唐揚げは特に美味で、味にはうるさい面々も満足そうである。よしよし。それでこそ私が幹事をした甲斐もあるというもの。愚民共は力でねじ伏せるのが一番にょ。
と、その時、事前調査で要注意項目ベスト1のメニューが登場したのである。
「wa-i、生き血ー」
なんか超喜んでる人がいる横で、ゆっくりとRoni氏が呟く。
「飲むんですか……」
飲むに決まってるじゃないですか。何ならかじってみろってんだコラァ!
……失礼。予想通りとは言え、なまもの嫌いのRoni氏の絵に描いたような嫌がりようである。
「これ、日本酒で割ってありますね」
「飲みやすいですよね。鉄分臭くないですし」
和気藹々と舌鼓を打つ人々を尻目に、親の仇を見るような目つきでグラスを眺めるRoni氏。早く飲めよコラ。
なかなか決断が出来ないのか、重苦しい沈黙が場を支配する。
と、その時、しるさんが助け舟を出した。
「あくあさん、嫌がりながらちびちび食べるからなまもの嫌いなんじゃないですか? これなんかも、くーっと飲んじゃえば全然OKですよ。くーっと。ほら」
「ホントですか……」
いまだに超嫌そうな顔をしながらも、さすがにそこまで言われては反論も出来ないのか、Roni氏が生き血を飲み干す。なんだ、ほら、飲めるじゃないですか。これがRoni氏のなまもの嫌い克服への第一歩になると、しるさんも大喜……あれ、見ちゃいませんよ。なんかビールのおかわり頼んでるし。
こうして、本日最大のイベントだった「Roni氏生き血を啜る」も、呆気ない幕切れを見せたのでした。ちぇ。
しかし、そう安心したのもつかの間。
すっぽんコースもいよいよ佳境、すっぽん鍋に入った時のことである。鍋に入れられたすっぽんは基本的に身肉の部分と甲羅(または甲羅に接する部分?)らしきゼラチン質の物体に大きく分けられるのだが、そのゼラチン質を食べたRoni氏が一言。
「ゼラチンですよ」
ええ。確かにゼラチンですよ。他の人も喜んで食べてるし。
「ゼラチンですよ……」
自分に言い聞かせるかのように呟き続けるRoni氏。一体この言動の理由は? 実は親の仇はゼラチンだったのか?!
「ゼラチンですよ」
呟き続けるRoni氏をよそに、なんだか馬刺しの話で盛りあがる他の人々。これは幹事が処理しないといけない問題なのか? 暗に幹事としての決断を迫られる私。一言「ゼラチンですね」と答えてあげるべきなのか?
思い悩む私。決断出来ずにいる拷問のような数秒を経た後、まるで死刑執行を告げるかの如く声がかかった。
「キヤさん」
しまった! 幹事としての決断の遅れが、他の面々の不信を買ったのか?! キヤ一生の不覚である。こうなったからには、私に残された行動は腹をすえて我が身を天命に委ねることのみである。意を決して、恐る恐る返事をする私。
「……何でしょう?」
「馬刺し2つ頼んでー」
「はーい」
(後日談)
数日後、しるさんがRoni氏にすっぽんの感想を聞いていた。
Q「すっぽんはどうでしたか?
1)どうでもいいです
2)もういいです
3)超美味しかったです
4)どれがすっぽんですか?」
A「2で」
Q「なんでですか」
A「1万円出して食べるものじゃないです」
Q「では3,000円くらいならOKですか?」
A「いえ。ゼラチンでしたよ。別にゼラチン食べたくないです」
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12/21
先日、Delight関東支部の忘年会があった。正式名称は 「みんなで豪遊!
Delight関東支部旨い物ツアー 第2回・生き血を啜れ!すっぽん大会」 である。幹事は私であるので、30分前には集合場所に着いていようと思い地元を出た。
というのは真っ赤な嘘で、このままだと確実に遅刻ですよしるさん。って、電話かけても出ませんにょ。
とりあえず全力で集合場所に向かうものの、所詮は電車。全力だろうが脱力だろうが到着時間は変わりません。へにょ〜。
結局20分以上遅刻して到着。なんだか楽しそうにゲーム談義に花を咲かせる4名と、ツラそうに鼻をかんでる1名を発見。あれだ。
「キヤさん遅いですよ」
「そこのやかましい愚民っ、黙って私について来るがいいにょ!」
爽やかに挨拶を交わし、目的地を探す我々。目印は「薬屋のある曲がり角」である。
薬屋、くすりや……と。あれ。ありませんよ。
「キヤさん、そこじゃないですか」
どこだよ。薬屋って言ってんだろ。
「だってほら、そこの2階に」
2階じゃねえよ、薬屋だってば。
「それにここに”クスリ”っておっきく書いてありますよ」
あ。ホントですよ。やーん。
無事目的の店に着いた5人と1匹。
超シャッターの閉まっている店先と、細々と2階に延びる古びた階段。不安と期待が入り混じる気持ちを押さえつつ、一歩一歩上がる面々。
上りつめた先にある扉をくぐると、そこには……!
「いらっしゃーい」
「あ、予約してた藤村ですけどお」
普通に小奇麗な日本料理屋である。ちょっと拍子抜け。おっきな池に巨大なすっぽんが生息してるかと思ってたのに。ちぇー。
テーブルに案内される4人と2匹。
「お飲み物は何になさいましょう?」
「ビール。全員。生でー」
まずは乾杯である。思えば今日は、今年の締めであると同時に20世紀の締めでもある。思えば色々なことがあった世紀であった。人類はその翼を空にまで広げ、ついには宇宙をも活躍の舞台としている。反面、2度の大戦とそれに続く冷戦。核兵器の使用。人類の英知は良き方向に働くこともあれば、自らを滅ぼす可能性もあるのだということを明確に示した世紀ではなかったであろうか。私事になるが、個人的にも色々と思い出は尽きない。突然目の前に出現したLicheの攻撃を避けるため、得意のテレポートを披露したり、あと、えーと、まぁ色々。
そんな感慨を込め、厳かに乾杯の音頭を取ろうとしたその瞬間。
「まー、server移動も無事済んだということでー」
え? 移動? そんなどうでもいいことで、あれ、飲んでますよみんな。20世紀はどうなりましたか?
……愚民め。幹事は私にょ!
(次回予告)
完璧なる計画を潰されたキヤ。彼に残された時間は残り少ない。
そんな中迫り来る数々の試練。滴る生き血。蘇る暗黒魔王。数世紀に渡り人類から恐れられ「鬼悪魔」と呼ばれた巨大な影。いよいよその復活の時が迫る中、勇者キヤの下した決断とは?!
今世紀最後の試練の先に見え来るは、光か、闇か。
次回、暗黒魔道師キヤの奇妙な大冒険SS# 第82話
「別にゼラチン食べたくないです」
はっぴーらっきーみんなにとーどけっ♪
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