2000 

4/30

 私の数少ない人間観察の結果、 「要は結果だろ」 という人間ほど碌な結果を出していないように思われます。

 


4/29

 最寄の「溝の口」駅前は大きな2階層のターミナルになっている。下の階はバスやタクシーの乗降場だ。上の階は南武線と田園都市線 を結ぶ通路になっていて、そこから丸井のビルなどに繋がっている。 日当たりもよく人通りも多い。

  必然的に、かどうかは分からないが、バンド等の演奏が毎日のように行われていた。土曜日に来るジャズバンドには熱心なファンもいる。

  ここで活動しているメモリーズという合唱系の団体がある。 以前通りかかったときに耳にして気に入ったので 機会があれば聴きに行くようにしている。それが今日だった。

 ところが演奏は中断。警官が止めにきたのだ。 最近バンド演奏を見ないと思ったら、 取り締まりがきつくなったらしい。 交通の邪魔ではあるし、騒音を嫌う人もいる。まあ無理もなかろう。

 あとでメモリーズの方に直接確認したところ、 警官の発言の要旨はやはり騒音と通行の妨害。それと土地所有の問題だそうだ。 このターミナルは市の所有物というわけ。

  「ですから、駅のほうで演奏されるというなら 私どもの管轄ではないので何も言えません」

 わざわざ言わなくてもいいのに。いい人ですね。
 

 ちなみにJRは黙認してるようです。

 


4/28

 脳みそが疲れていたのか、本屋で一気に7000円分くらい本とか漫画とか買っちゃいました。衝動買い。

 それはいいとして、ひとつだけ合点がいかないところがあるんです。袋のなかに買った覚えの無い漫画が。

 たしかにカゴにぽんぽん放り込んでたし、何か別の本が紛れていても気付かなかったでしょうが、選んだ覚えはないし、何よりレシートに記載がありません。

 無意識下で万引きをしたというのも考えにくいです。私は小心なので そんな大層なことは出来ません。

 

 そんなことよりも、その本が 『コイズミ学習ブック』 だったことが一番の気がかり。

 


4/27

 「おまえの台詞で、すごく気に入ってるのがあるんだけど」

 「え、何? (ちょっと期待しつつ)」

 「このやろう」

 「はあ? いきなりなんだよ」

 「だから、気に入ってる台詞だって」

 「……”このやろう” が?」

 「コノヤロウ! って感じが出てていいじゃん」

 

 何でしょうこの扱い。

 


4/26

 「ねえ、なんでタイトルが”奇妙な日記”なの?」

 「んー? あれは確か、ジョ」

 「(遮って)奇妙なキヤの日記にしたら?」

 「……なんかそれ裏に意図な」

 「(遮って)全然。あ! 奇妙なキヤの奇妙な日記。てどう?」

 

 何ですかこの扱いは。

 


4/25

 洋食屋さんで食事をしていたところ、店内の灯が突然すべて消えました。停電です。時刻は8時を過ぎており、外も店内も真っ暗です。

 それだけなら別に珍しくもないことなのですが、私の目は捉えました。机の上に食べかけの料理を残したまま、そっと入り口に向かうひとつの影を。あなたお会計は。

 そんな卑怯者は放っておけません。ちょうど入り口近くの席に座っていた私は、腕を掴むべく席を立ちかけます。せりふは何にしましょうか。「卑しいマネはやめたまえ、そこのキミ!」 格好よさげです。

 電気が付きました。

 「おう、こっちこっち! 遅かったじゃん!」
 「ごめん、道が混んでてさ」

 

 近年まれにみる自己嫌悪です。うあー。

 


4/24

 こんなページを作ってしまいました。

 ……どうもまだ脳みそが復活していない気がします。

 


4/23

 2:30頃、友人2名より夜食でも食べにいかないかという申し出があり、喜んで行くことにしました。いろいろ話もして楽しかったです。さあ帰りましょうか。

 あれ? なんか道ちがいますよ。帰るんじゃないんですか。そっち方角も違いますよ。あの。なんか海見えてますよ。

 立石海岸。wa-i

 不気味な海洋生物とか探しましたが発見できず。大声で海は広いなとか歌いつつ一路鎌倉へ。あっさり通過して江ノ島を左手に帰路につきます。家到着。14時。そういえば irc 繋ぎっぱなしです。ただいまー。え? 秋葉に16時集合? 焼肉食べに行くんですか?

 

 喜んで。wa-i

 ブレインゆるゆるー!

 
 そういえばインテリ感がどうとか言ってませんでしたか、私。

 


4/22

 やあ、良い天気ですね。今日は起きて、ちょっと散歩して、音楽を聴いて、午後は読書をして、楽譜を入力して、合唱団で練習です。インテリ感を演出って感じですか。言ってて虚しくなってきました。気分だけ優雅。

 夜chatに参加するあたりからインテリ感が薄れていきます。
 wa-i とか言ったり。

 


4/21

 美味しいものがあればそこはパラダイス

 

 名言。

 


4/20

 男性の話はすぐ一般論に傾くので面白くないという話を聞いた。 対して、女性の話は具体的なものが多く面白いのだという。

 そう言われてみれば思い当たることが多い。ぼくも、もっと具体的な日記を目指してみようと思う。

 

 ところで今は布団に寝転がりながらこの日記を書いています。

 ああ、靴下が出しっぱなしでした。今から洗濯機にいれてきますね。

 えっと、戻りました。

 おや? 今読んでいる本なんですが、176ページの右下に小さい染みがあります。 飲み物かなにかこぼした跡でしょうか。

 もう23時39分です。今日は早めに寝ることにします。

 ああ、その前にこの日記をUPしないといけませんね。

 ではこれで失礼します。

 


4/19

 職場の近くに新しくお好み焼き屋さんがオープンしました。オープン記念につき半額セールということなので行ってみたのですが、何か普通と違うのです。

 いやね、注文してから出てくるまでに多少時間がかかったとか、店員が”本日のお好み焼き”を間違っていたとか、そんなつまらないミスでどうこう言うつもりはないんです。オープンしたてな訳だし、多少手際が悪いことだってあるでしょう。すごく美味しい、とまではいえないものの良い材料を使っているようだし、悪くはありません。ええ、半額なら満足ですよ。500円の消費税がなぜか10円だったんですが、まあこれも微笑ましいミスじゃないですか。

 ぼくの言いたいのはそういうことじゃなくて。

 

 BGMが トワイライトゾーン。

 

 

 ……店のおばさんの表情が妙に暗いのが気にかかります。

 


4/18

 「母さん、けんちん汁と豚汁ってどう違うんだっけ? 豚が入ってれば豚汁?」

 「あのね、”けんちん”って精進の意味でね」

 「うん」

 「肉の代わりに豆腐を入れたのがその由来らしいのね。だから豆腐が入ってればけんちん汁」

 「ん? 豚も豆腐も入ってたら?」

 「うーん、豚汁じゃないの」

 「じゃ豚も豆腐も入ってなかったら?」

 「謎の汁ってことになるんじゃない、あはは、謎!」

 

 ははうえ……

 


4/17

 えーご来場のみなさま。ちょいとお手元のキーボードをご覧ください。「U」の左隣には何がありますか? そう「Y」です。

 これだけ近くにあれば、たまに間違って打ったりしても許されますよね。いや、もちろん普段は気をつけてますよ。まれに、ごくまれに打ち間違う危険性があるってことが言いたいんです。

 たとえそれが、初対面に近いひとへ出すメールの文面であったとしても。

 

 「そうしてくださるとこちらも嬉しいでしゅ」

 

 あの、酔ってたってのは言い訳にはならないでしょうか。

 


4/16

 他の合唱団を見学させてもらった。一緒に練習。

 驚いたことに、じぶんの音域も音色もふだんと違うのである。いつもより自由に操れる気がする。指揮者や周囲の声のせいでもなさそうだ。これはなぜだろうか。

 そこでふと思ったのだが、自分の団にいるときには無意識のうちに「自分の役割」を演じているのではなかろうか。そんなバカなと思われるかも知れないが、思い当たるフシがないでもない。

 自分の合唱団にいるときは、もう周りの人間がどういう声を出すか熟知しているんである。加えて、実力差を思い知らされている大先輩が隣にいたりする。なんとなくセーブしている気がするのだ。


 邪魔しちゃいけない
 この人にはかなわない
 この人に任せれば安心だ

 

 かくも情けない話ではありますが、自分の中の新たな可能性に気付くことが出来た気がなんとなく。気のせいですかね。

 昔から言われていることではありますが、行き詰まったときに環境を変えてみるのは良いようです。 

 


4/15

 目黒にある寄生虫博物館には
  「飼育室」なるものがあるらしい。

 

 ウソです。

 


4/13

  ぼくは自己顕示欲の塊なので、認められたいという願望がたいへん強い。できるだけ表には出さないように心がけてはいるが、出るときは出てしまう。俗に言う「ヤな奴」だ。

 だからできるだけ他人を認めようと思っている。

 

 上の文章それ自体が自己顕示欲の塊?
 ちょっと待ってくださいよ。
 分かってますよ。そんなことどうでもいいじゃないですか。
 褒めてくれたっていいじゃないですか。
 むしろ褒めてくださいよ。この哀れな青年を。
 「キヤさんってそんなことまで考えてるんだぁー(^^)」
 どうです。顔文字付きですよ。どうしますか。
 ためしに顔文字だけ変えてみましょうか。
 

 キヤさんってそんなことまで考えてるんだぁー(^^;

 

 えと。
 笑える方向に話が展開するのは何故ですか。
 っていうか笑えません。むしろ笑い飛ばしてください。
 この収拾がつかなくなった気まずいムードを。

 


4/12

 じゃあ期待を裏切ってみよっかぁー☆

 えっと、今日はお友だちのしるさんとぉ、あんねろーぜ様(はぁと)と一緒に遊んできちゃったぁー

 なんかね、とってもとっても楽しかったよ♪ でも、ちょっと飲みすぎたかなぁ? あんまりお酒のんだことナイからワカンナイけどぉ。

 ふたりともいい人なんだぁー えへへぇー大好きぃー (*^^*)

 

 

 ……こ、これ以上は耐えられない。
 ぼくの忍耐力もまだまだです。

 

 きょおくんっ! 無茶は禁物っ♪

 


4/11

 なにか文章をかくときには、普通 読者を想定するものだ。しかしWebに公開する日記となるとこれが難しい。対象がまったく絞れない。結局 自分の好きなように書くことになる。そうこうするうちにもう一年半だ。訪問者数も安定してくる。

 ふと「期待されるであろう文章」を探している自分に気付く。

 改革を恐れずに、いつも自分の感覚を疑うくらいで丁度良いと思ってますが、それもある意味危ういですよねえ。

 そもそも、そんな偉そうな事を言うほどではないか。
 下手な考え休むに似たり。

 

 ……的確すぎるぞ、格言。

 


4/10

 やっぱり実際に会う人間とか、しょっちゅう話をする人とかに日記を読まれるのはダメだよ!

 だってもう10人に言われたもん!

 「小渕さん、大変ですよね」

 って!

 

 ひどいよ。知っててぼくを試そうとするなんて! インターネットのイの字も知らないヒトからも言われたけど、きっとどうにかして読んでるに違いないよ、この日記!

 

 

 教訓: 被害妄想は醜い。

 


4/9

 昨夜はお花見の後、友人がお薦めしてくれた漫画を読んで、布団に突っ伏してたら寝ちゃいました。というわけで、最近少女漫画づいてます。あ、逃げないで。逃げてもいいけどさ。

 「恥ずかしいもの」って、受け入れてしまうとキモチイイ。っていうのありませんか? 快感と羞恥心って、何か近いものがありますよね。

 M とか言うなソコ。

 


4/7

 「エレベーターの扉とかが開くときにさ」

 「はい」

 「 ”開錠の呪文” とか唱えるタイプだろ、きみ」

 

 という侮辱はどうだろう。

 


4/6

 初対面の人の性格を把握することは なかなかに困難でありますが、 こんなアプローチはどうだろう。

 「小渕さん、大丈夫なんでしょうかね」

 反応をみましょう。
 無難な答えが返ってくるようなら、次の話題です。

  「それにしても森首相の集金力はすごいですね」

 反応をみましょう。

 

  ……ぼくが「他人をバカにしてる」と言われがちなのも なんとなく納得だ。あー自己嫌悪。

 加えて不謹慎、か。同情の余地なし。

 


4/5

 『のび太の新婚初夜』という映画ができたとして、その中でドラえもんは一体どのような役割を果たすのであろうか?
 「ひみつ道具」って いったい何だ?

 ……というネタで小一時間ほど盛り上がる我が職場。

 

 たぶん詳しく描写するよりも貴方の想像の方がおもしろいです。

 


4/4

 プロの占い師というのは、たいてい普遍的な人生の教訓を語ってくれる。

 星座・血液型・タロット、あれらはみなオプション。なんとなく信頼性があるかのように思わせればそれで良いのだ。かといって人生相談やカウンセリングとは違う。「所詮迷信」という逃げ道も残されている。

 多くの人間を見て 多くの悩みを聞いてきているので、占い師は人間観察にも優れている。占い師はできるだけ その人に見合った話をしようと心がけ、その人に相応しい助言をしようと心を砕く。

 占いはプロの仕事だと思うのだ。

 

 だからって動物占いとかを否定するワケじゃないですよ。いやほんとに。

 

 

 

 なんですかその疑いのまなざしは。

 


4/3

 電車の吊り広告で、以下のような文章を見かけた。ちなみにTVの広告である。

 フロストシルバーの輝きが高品位感を演出!

 

 なんだか買う気が失せるのはぼくだけだろうか。
 「感」とか「演出」ってのがまずいんじゃないかと思う。

 


4/2

 もちろん全部ウソです。心配なんかしてないって?
 じゃ今日の日記。

 

 「オマエって、なんか普通と違うよな。いい意味でさ」

 いい意味、って便利だと思うのだ。
 下手をすれば小馬鹿にしたようなニュアンスが、一気に褒め言葉に豹変する。この調子で行けば、どんな酷い罵倒であっても許されるに違いない。

 「ほんと頭悪いヤツだなあ。いい意味で」

 「……この痴れ者がっ! いいイミで」

 「おまえのかーちゃんでべそ! もちろんいい意味で」

 これは大発見ではなかろうか。早速、親友相手に試してみようと思っている。

 まさか絶交されたりはしないはずだ。

 


4/1

 今日はエイプリルフールですね。

 昨日、彼女の写真がどうとかいう話をしましたよね。
 ……実は別れちゃったんです。さっきまで別れ話してました。

 「何も喉を通らない」 って、単なる例え話かと思ってました。

 ときどき聞きますけど、「彼女がいなければ生きていても仕方が無い」ってのは、まだなんとか例え話だと思えます。かろうじて。この先どうなるかな。こういう精神状態が続くと、よくないだろうな。刹那的というか、自暴自棄というか。自己分析して冷静なフリ。

 理由とか、ごちゃごちゃ言ってもしょうがないですが、どうしようもないことって やっぱりあるんだなあと思います。そう頭では分かっているんですけどね。

こんな所で愚痴をいってもしょうがないって、分かってますよ。本当にさ。説得力ないけど。何書いてるんだろ俺。

 

 ところで今日はエイプリルフールですね……